パワーエレクトロニクス分野のMBDツールを提供する国内3社による共同セミナーを企画致しました。

MATLAB JMAGを使用したパワエレシステムの設計上流から実機での機能検証迄を一気通貫でカバーするツールチェーンの紹介セミナーとなります。
また、株式会社村田製作所様による電源システムに於けるMBD適応事例として要件定義からMILSへの落とし込み、RCP・HILSの利用目的や考察を幾つかの適用事例を交えてご紹介いただきます。
MBD開発に取り組まれている方、これから取り組もうとされている方々に向けた有益な内容となっております。
開催概要
セミナー名 | MATLAB JMAG 一気通貫のMBDソリューションセミナー ~国産メーカのツールチェーンで実現するフロントローディング~ |
対象者 | ・パワーエレクトロニクス関連の開発 研究 設計者の方 ・大学研究室所属のアカデミックの方 ・MATLAB JMAGに興味のある方 ・MBD HILS RCPに興味のある方 |
講師 | <基調講演> 株式会社村田製作所 技術・事業開発本部 事業インキュベーションセンター 電源システム事業推進部 商品開発課 マネージャ 柴田 浩平氏 <ベンダー講演> 株式会社スマートエナジー研究所 代表取締役 中村 創一郎氏 ディエスピーテクノロジ株式会社 専務取締役 営業部部長 藤井 真一氏 長岡モーターディベロップメント株式会社 代表取締役 佐藤 大介氏 |
日時 | 2025年04月24日(木)13時~15時30分 |
会場 | オンラインWebセミナー(Zoom) |
共催 | ・株式会社スマートエナジー研究所 ・ディエスピーテクノロジ株式会社 ・長岡モーターディベロップメント株式会社 |
定員 | 300名 |
参加費 | 無料(事前登録制) |
タイムテーブル
13:00【開催のご挨拶】
13:05【フロントローディングを目指すMILSツールチェーン ~損失から制御まで~】(30分)
株式会社スマートエナジー研究所 代表取締役 中村 創一郎氏
モーター設計のフロントローディング環境を実現するには、早く解析ができ、繰り返し検討を早く行える環境が必要です。
制御設計とハードウエア設計に焦点を当て、Simulinkまで含んだ制御設計から、インバータ回路の損失解析までを解説します。
13:40【工業製品開発を加速するμs制御対応RCP/HILSとモデルベース開発ソリューションのご紹介】(30分)
ディエスピーテクノロジ株式会社 専務取締役 営業部部長 藤井 真一氏
近年、自動車の自動運転や電動化に加え、家電製品や空調設備、産業機器など幅広い工業製品においても、機能の高度化と高効率化が急速に進んでおり、それに伴って制御システムの複雑化が増しています。
このような背景から、開発期間の短縮や品質向上を実現する手段として、モデルベース開発の導入がますます重要視されています。
本講演では、FPGAを使用せずにマイクロ秒(㎲)周期の高速フィードバック制御を実現可能なRCP(Rapid Control Prototyping)および、パワーエレクトロニクス分野にも対応可能な高性能HILS(Hardware-in-the-Loop Simulation)システムをご紹介します。
また、研究開発フェーズに特化したモデル受託開発ソリューションについても併せてご紹介いたします。
休憩(10分)
14:20【モデルベース開発によるモータ駆動システムの開発事例】(30分)
長岡モーターディベロップメント株式会社 代表取締役 佐藤 大介氏
弊社ではモデルベース開発によりモータ駆動システムを開発しています。受託開発業務に取り入れるほか、開発環境の提供も行っています。
今回はモータ設計からモータ制御まで一貫して行った事例をご紹介します。
14:55 基調講演【モデルベース開発を適用した電源システム製品の実践設計と商品展開】(30分)
株式会社村田製作所
技術・事業開発本部 事業インキュベーションセンター
電源システム事業推進部 商品開発課 マネージャ
柴田 浩平氏
スイッチング電源の制御方法には大きくアナログ制御、デジタル制御、デジアナハイブリッド制御がある。
アナログ制御は専用制御ICにより制御され、高速性に優れるが、多機能性に課題がある。デジタル制御は制御用マイコンに記述された制御プログラムにより制御され、多機能性に優れるが、高速性に課題がある。
デジアナハイブリッド制御はその中間に当たる。そのため、近年のEVチャージャーや系統連系インバータなど多機能性が求められる電源製品にはデジタル制御が用いられることが多い。さらに、制御プログラムのアルゴリズムをMATLAB/Simulinkで作成し、シミュレーション検証後にプログラムコードを自動生成するモデルベース開発が導入されてきている。
モデルベース開発は設計から実装に至るまで、モデルを活用して製品の動作や妥当性を検証する開発手法で、フロントローディングを実現し、開発工数の削減が可能となる。本発表では、家庭向けの太陽光・蓄電池ハイブリッドパワーコンディショナーの開発事例を通して、アーキテクチャ設計から各コンバータのモデルを活用した設計例を示し、最後に自動コード生成までの流れについて説明する。
お申込み
参加お申込みは主催・穂高電子公式サイトの以下のページよりお願い致します。