Mathworks社のMATLAB、Simulinkを使用して制御モデルを作成し、オートコードでRCPユニット(DT-0007)に実装することで、プログラミング作業を行うことなく実機のコントロール、制御アルゴリズムの検証を行う可能です。
特徴
①世界最速RCP、ソフトウェア処理で10μs以下の高速な制御ループを構築可能
Simulinkで作成した制御モデルを10μs以下の周期で高速演算することができます。
FPGA等の専用ハードウェアやHDL(ハードウェア記述言語)を使用せず、通常のSimulink標準ブロックでモデルを記述することが可能です。
μsオーダーの超高速演算が必要なブラシレスDCモータの電流ベクトル制御等に最適な製品です。
②多チャンネル高精度PWMを搭載、多相モータにも対応
DT-0007には計12chのPWMを搭載しており、6相までの多相モータや3相モータ2軸の同時制御が可能です。
PWMの動作はチャンネル毎に設定が可能で、キャリア周波数は最大1MHzまで動的に設定できます。
③モデル予測制御やAIを使用したセンシングなど次世代のアルゴリズムを評価
高速プロセッサ、I/Oシステムの搭載により、高精度オブザーバーを使用したモータのトルク推定や、機械学習の推論モデルをリアルタイムに実行し、モータのセンサ値推定、予兆検知などを行うアプリケーションを実装できます。
これにより将来、量産製品に実装される高性能マイコンで使用するアルゴリズムを先行して検証、評価することができます。
仕様
実装方法:Simulink Corder
最小ステップ時間:1μs
最大PWM周波数:1MHz
PWM出力:12ch
DIO:入力 16bit、出力 16bit
ベクトル制御演算時間:5μs以下
A/D、D/Aサンプリングレート:50Msps、 各4ch(オプションで8chまで拡張可能)
モータ制御用角度検出インタフェース:カウンタ LVTTL
6ch、レゾルバ変換器(オプション)
MATLAB対応バージョン:R2015a~R2018a